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今回はスレート屋根の素材や種類について、ご紹介します。

スレート屋根は化粧スレートと天然スレートに分かれます。

 

化粧スレートは薄い板状の屋根材で、費用も比較的安く施工がしやすいので、新築時のお家によく使われています。

化粧スレート屋根は塗装が剥がれたりすると、劣化スピードも早くなり、すぐにボロボロになってしまいます。定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

更に、化粧スレートの中でも素材によって、石綿スレート、無石綿スレート、セメントスレートの3つに分かれます。

石綿スレートは名前の通り、アスベストを使用したスレート屋根で、現在はほとんど使われていません。

健康被害が報告されており、現在は規制されているからです。

 

そして、石綿スレートに代わり、普及したのが、無石綿スレートとセメントスレートです。

無石綿スレートはパルプやビニロンとセメントを混ぜた物です。こちらが現在は一番使われているのではないでしょうか。

 

更に、無石綿スレートの素材で、セメントの割合を増やしたのが、セメントスレートになります。

セメントの割合が高いので、無石綿スレートに比べ、耐久性が高いのがポイントです。

 

そして、天然スレートは天然の石を加工した同じく板状の屋根材です。

こちらは化粧スレートに比べ、費用は高く、重量が重い素材です。

天然スレートに使われる天然石は日本で採掘されない物で、海外から輸入することになるので、高いわけです。

しかしながら、化粧スレートよりも耐久性は高く、メンテナンスは少なくて済みます。

 

スレート屋根だけでも、これほどあり、適切な屋根材を選ぶのはなかなか難しいと思います。

そんな時に業者と綿密に相談し、決めていくことが重要ですね。